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採用後のミスマッチを防ぐ!面接で見抜く3つのポイント
ミスマッチを防ぐには面接でのコミュニケーションを重視
採用を担当している人事担当者の目下の課題は、希望の人材や優秀な人材を見逃さず選り抜くことができるかだと思う。
とはいえ、転職で面接に来る数多くの応募者から探し出すことはベテランの人事担当者でも難しく、結果として「希望の人材が来ない。見つからない」という事態に陥りやすいのである。

しかし、実際にそうだろうか?!「来ているのに見つけられていない」という企業は案外少なくないのである。
ごく一般的な転職の面接では、今までの経歴や前職での経験、資格といった履歴書等の表面上で「一目でわかる秀でた部分」は目立ちやすい。しかし目立ちやすいが故に採用後のミスマッチも起こりやすい。
また、対照的にコミュニケーション能力や職場の雰囲気に適しているかなど見極めが難しい「人となり」の面ばかりに重きを置いてしまうことも、採用後のミスマッチを引き起こしかねない。
面接において重要なことは、当たり前のようで見落としがちである「今までの会社での仕事内容や任されていた役割、何を思い働き取り組んできたか」を書面上ではなく応募者の言葉で聞くことである。



せっかく面接に来た希望の人材を見逃さない3つのポイントを詳しく紹介していくので参考にして頂ければと思う。
表情を見逃さない



「リラックスして面接に臨もう!」とはよく言われるが、転職の際に実際面接というものは少なからず緊張するものである。
そのことを大前提とし、表情をよく観察して欲しい。
面接において今までの経歴について話をする際は、「できなかった事」よりも「できた事」、達成感や成功した事によって得たものなど前向きなエピソードに注目しよう。そしてそのエピソードを話している時の表情をきちんと見逃さないことが重要だ。



自身のプラスの出来事を話す時は、自然と表情も明るく自信があるように相手に見えるものである。
ここで緊張によって隠れている主体性を見ることができる。その表情を見ることによって共に働いていく中で、達成感をきちんと自分のプラスとして活かしイキイキと働いてくれる人なのか想像がつくのではないだろうか。
未経験者は経験者であると捉える
新卒での募集なら本当の未経験者でも、他の部分でそれこそ主体性や資格等で応募者同士を比較することができる。



しかし中途採用となってくると、いくら「未経験者歓迎!」の文字を謳ったとしても、応募職種の経験がある者が有利となってくるのが実状である。
企業が経験者を優遇するのには、採用後の仕事の効率の良さや先任者がいればその人の負担が減るというところもあるだろう。ただ、企業だけではなく応募者も自分の経験のある職種を転職先に選ぶケースが多いのである。選考において有利になることはもちろん、やはり経験をしている職種や業界の方が役に立てるという安心感があるからだろう。
先に新卒者であれば「本当の未経験者」という言い方をしたが、それは転職希望者つまり中途採用での応募者は職種や業界が違えども、何かしらの経験者ということである。



その応募職種や業界経験とは異なる経験を自社でうまく活かせるかどうかを見極めることが重要である。
例えば、営業経験者が製造業に転職を希望した場合、製造業の営業でない限り職種業種共に未経験となる。対人で働いていた人が、対製品になることは環境としても全く異なる。
しかし本人が営業活動において、細かい情報収集を得意としコツコツとデータ化することによって成果を挙げたことにやりがいを感じていた場合、黙々と集中力をもって業務にあたる検査業に向いている場合もあるのではないだろうか。
また、職種や業界未経験者の方が先入観や固定観念がない分、斬新な発想や新しい発見を企業にもたらすことや、素直に技術や知識を吸収できると話す人事担当者がいることも事実だ。



応募者の経験を未経験と受け取るか、自社で活かせる経験と受け取るかによって圏外だった人材が希望の人材へと変貌を遂げる可能性があるのである。
良い引っかかりを感じ取る



面接という限られた時間の中で、「自分の全てを企業に知ってもらえた!」と満足できる転職希望者はほとんどいないだろう。
同時に応募者のスキルやスペックを完全に把握できる人事担当者もなかなかいない。
しかし面接で人事担当者は、応募者に対し小さなことでも注目し情報を得ようとしているので問題となるのは応募者が情報を上手く与えられるかである。
仕事を行う上でも相手に上手く情報を伝えられる人というのは、コミュニケーションが取れ業務を円滑に回せる能力がある人と同一ではないだろうか。



つまり、面接において「何だか気になる」という人事担当者の感覚は応募者の情報を伝える能力を感じ取っているということになるのである。
逆を言えばスペックが高くて話もソコソコ出来ているが何となく良くないと感じるときもある。そんな直感を大事にすることも大切だと思う。
まとめ
今回話したポイントは一例に過ぎず、必ずしも当てはまるものではないだろう。
しかし、希望の人材が「いない」のではなく「見つけられていない」と意識し注目することで対象になる応募者数は変わってくるだろう。
また人事担当者各々がそういった考え方や標準点を取り決め、共有することが何より希望の人材や優秀な人材を見逃さなくなる第一歩と考えられるのではないだろうか。面接する際の一つの参考にして頂けばと思う。



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