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イチロー選手に学ぶ。明日から後悔しない生き方を考える
平成31年3月21日をもって、MLBシアトルマリナーズのイチロー選手が現役を引退しました。
私も、小学校から高校までの10年間野球に没頭し、イチロー選手に憧れた一人です。

28年のプロ野球生活の中で、数々の記録を打ち立てて来たイチロー選手の引退会見での言葉から、日々の生活や仕事で、後悔しない人生をおくる為の生き方を考えたいと思います。
成功するかどうかを判断基準にすると後悔する
イチロー選手はハッキリと「成功」という言葉が嫌いと言っていました。
今までの記録には、なんの意味もないとも言っていましたね。
「成功できるから行く、できないから行かないという判断基準では後悔が生まれる。できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。どんな結果が出ても後悔はない。」
眠気を抑えながら、深夜の会見を見ていましたが、とても納得し印象深い言葉でした。
何をもって「成功」とするかは人それぞれ違いますし、日々の仕事をしている目的も人それぞれ違うと思います。
いい車が欲しい、いい暮らしがしたい、だからたくさんお給料が欲しい。家族との時間や自分の時間を大切にしたい、だから定時に上がれる仕事がよい。この仕事が好き、だから他の時間を犠牲にしてでもやりたい仕事がしたい。
私は転職エージェントをしていて沢山の求職者の方と接する機会がありますが、100人いれば100通りの働く目的があります。
- いい車に乗って、いい暮らしをする事
- 家族といる時間や、自分の時間がある事
- 好きな仕事に就く事
上記のような希望があっても自分には無理、うまくいかないと諦めてしまい、この程度なら出来るな、という判断で現状維持をしてしまいがちです。
「できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。」



それぞれ目的は違っても、自分が一番大切にしたい事が明確になっていて、そこに向かって日々努力していれば、後悔はないのではないかと感じました。
あくまでも、はかりは自分の中にある。自分の限界をはかりながらちょっとずつ限界を超えていく
努力の天才と言われている、イチロー選手らしい言葉ですね。
イチロー選手が言うと、重みが違うように思えます。
「人より頑張ったとはとても言えないが、自分なりに頑張ってきたということは、はっきり言えるので。これを重ねることでしか『後悔を生まない』ということはできないのではないかなと思います」
高校野球時代、監督から言われた「限界なんてない。いくら走っても死なないだろ?」という言葉が蘇り、つらい練習の日々を思い出しました…。
私は、人より劣っている部分が多数ある為、「人より努力しないと」「人より仕事しないと」日々、そんな事を考えながら過ごしていました。
焦れば焦るほど空回りする、負のスパイラルに陥る事もあります。そうなると、どうしても大股で走り出したくなります。そんな時は、きっと自分の「はかり」を超えそうなのだと思います。大股になってしまうと、細かい部分に目を配れず、ミスにつながる可能性もあります。
この言葉を聞いて、結果に対して他に出来る事はなかったのか?その行動で正解だったのか?



トライ&エラーを繰り返しながら、少しずつ成長する事で、後悔ない生活・仕事・人生をおくれるのではないかと思います。
頭を使わなくてもできてしまう野球になりつつある
誰よりも野球に人生を捧げ、誰よりも考え努力してきたイチロー選手だからこその言葉ですね。
「大切にしなくてはいけないものを、大切にしてほしい。」
野球をかじっていた方や、野球ファンであればイチロー選手と同じように思い、現代の野球に違和感を抱く方も多いかと思います。野球というスポーツは一瞬一瞬、常に頭の中で考えながら行うスポーツです。一度として同じ局面がない為、プレーしていても、観戦していても楽しめる野球の醍醐味です。具体的な話をすると、とても長くなるので割愛させて頂きますが。野球を充実させる為の大事な要素が薄れつつある現状に、危機感を持っているのだと思います。
しかし、これは野球に限らずどんな環境にも言える事ではないかと思います。データ化やAI化が進んでいく社会の中で、本来あるべきコミュニケーションが減り、対人への考える力が衰えていくのではないかと…。
少子高齢化や人材不足による、データ化・AI化の流れは誰にも止められないと思います。しかし、人と人とのコミュニケーションや考える力を大切にしていかないと、機械的なコミュニケーションや、思いやりのない人間関係になってしまうかもしれません。



データでは計れないような、人間味を持った人間になれるよう、日々努力していきたいと思います。イチロー選手、お疲れ様でした。
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