バリューブックス/古本の買取・販売/上田市


今回は、上田市で2007年にインターネットで本を売り始め、メイン事業の古本の買取と販売、本で寄付をする仕組みのチャリボン、地域に根ざしたBooks&Cafe NABO.などを運営する「株式会社バリューブックス」の魅力に迫ります。

取材時期:2017年3月28日

このシリーズは、ビジョンが明確で長野県の魅力的な会社を紹介します。ヒューマンインデックスの独自取材により、会社の方向性・経営者の考え方・一緒に働く社員の様子・福利厚生制度などをインタビューし、長野県へIターンやUターン転職をお考えの方から、長野県の地元で求人情報を探している方へ向け発信します。

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バリューブックスとは

長野と東京を拠点に、インターネットを通じて本買取専門WEBサイト「専門書・本買取VALUE BOOKS」「古本買取サイトVaboo」を展開しています。在庫数は、3つの倉庫で約200万冊ほどあり、全てのシステムを自社で開発・管理しております。

販売は、無店舗型販売の形態で店舗維持費等のコストを削減し、Amazonなど大手ECサイトやネットオークションサイト等に出店しています。集客コストを抑え高いROI(費用対効果)を実現し、お客様に低価格での商品のご提供をさせて頂いております。

バリューブックス集合写真

バリューブックスのビジョン

バリューブックスは現在、およそ200万冊におよぶ古本の在庫があり国内では最大級の規模です。また15名の社員と約300名のアルバイトが働いています。ただ私たちはこうなることを当初より想定していたわけではありません。

インターネットを通じて、今よりも多くの人たちに本と出会うための環境を整えたい。小さな思いから始まり少しずつ達成し、成果をひとつひとつ積み重ねることに、やりがいを感じていました。そうしてだんだんと仲間が増え、規模が大きくなるにつれ、スケールメリットを生かしたさまざまな事業を、自覚的に取り組むようになりました。そうして私たちが本当にやりたかった “ 本を通して、人の生活を豊かにする。” ことを、実現できる機会が増えたのです。

具体的には、寄付により集められた本を、買取相当のお金に変えて社会へと還元する「チャリボン」や、販売できなかった本を社会施設などに贈る「ブックギフトプロジェクト」などが生まれ、“ 本を通して、社会をよくする。” を実現しています。

また2014年に長野県上田市に、バリューブックス初の実店舗である「Books&Cafe NABO.」をオープンしました。本とリアルに触れ合える場であり、イベントを開催することでコミュニティの場へと変化したり “ 本を通して、伝える。” ことができる”実験の場”となっています。またノウハウを生かし「くらもと古本市」をはじめ、異業種とのコラボレートによる”本の場”のプロデュース、ブックディレクションなども行っています。

これからも “ 本を通して、人の生活を豊かにする。” ために、様々な角度から企画を考え実現していきたいと思います。

バリューブックスアメリカ横断

バリューブックスの強み、今後の展開は?

メイン事業のインターネットを通じて古本の買取と販売の市場については、先行者利益のメリットを活かし国内最大級の古本の在庫と流通シェアの維持・拡大に努めています。また本で寄付をする仕組み「チャリボン」については、現在89のNPO法人、55の大学、6の自治体と提携し、本からの寄付金額は日本で一番多い2億8千万円以上(2017/2現在)となっております。

本が持つ力を最大限活かし社会、お客様に対して、他社とは違った形でアプローチしていることがバリューブックスの強みだと思っております。本が好きな方にとってはワクワクしていただけるような複数のプロジェクトが同時進行していますが、今後もスケールメリットも生かし様々な事業に挑戦し変化していこうと思います。

具体的には、創業から10周年となる2017年7月に買取サイトの大幅なリニューアルを行い、その後は便利でワクワクしていただけるようなサービスを随時リリースしていく予定です。

いい本が読まれ続けていく環境をつくるために「出版社パートナーシッププロジェクト(仮)」をはじめます。これは、古本の販売の一つの問題として、出版社や著者に印税が入らないという問題があります。新刊に限らず古本の販売でも、長く読み継がれる本をつくっている出版社とパートナーシップを組み、その出版社の本を高く買い取ると同時に、それらが売れた際の利益の一部を出版社に還元するという新たな仕組みです。

また物流に関しましても自社の倉庫を都市部に構えコストダウン、配送スピードをより高いレベルで実現させていければと考えております。他にもライブラリーの運営や図書館との提携なども企画しています。

バリューブックス倉庫

どんなメンバーが、どんな風に働いていますか?

300名を超えるアルバイトの方は、学生から主婦・フリーター・Wワークの方が働いており、業務は送られてきた商品を1点1点丁寧かつスピーディーに扱いながら作業する倉庫業務や、お客様と電話やメールを通して触れ合うカスタマー業務が中心です。

初めてアルバイトをしたという16歳の高校生から、正社員として何社か経験し退職した60代の方まで、社会人経験も人それぞれです。8月にBBQと12月に忘年会の年2回は社内イベントを開催し、交流できる場を作ることで幅広い方と出会いがあり様々な価値観を学ぶこともできます。

物流業務は9時から21時まで行っているのですが、それぞれのライフスタイルに合わせて働きたい時間を選べます。有給の取得率も高く労働時間については柔軟に対応しております。

集めた本を査定して販売用データを作成したら倉庫に保管し、注文が入ったら梱包して出荷します。単純な作業の繰り返しなりますがスピーディーな対応が求められます。そこでいかにやりがいを持ちモチベーションを高く業務をすることができるか仕組みづくりをしています。

入社研修で「この作業はどうして大事なのか」など単純な作業でもお客様の目線で考えると重要なことをしっかりと伝えますが、それだけではモチベーションは維持できません。そこで業務毎に5名程のチーム制に分けて、トレーナーやマネージャーなどポジションを与えることで、ステップアップができる社内評価制度を構築中です。

今後はアルバイトの方もどうすれば生産性を上げられるかなど、自ら意見を出し同僚と話し合い改善を繰り返していく。学生は社会人になっても役に立つようなスキルを身に付けられることが、バリューブックスでアルバイトをすること自体に価値を見出だせる企業風土を目指したいですね。

バリューブックス集合写真

バリューブックスが求める人物像は?

バリューブックスは「すべての人々が、自由に本を読み、学び、楽しむことができる世界」を一緒に作れる方を探し求めています。自分の知識を増やしたり、良いところを生かしたりしながら一緒に働いてみませんか。

バリューブックスの求人一覧

「本」業界の新サービスを構築できるエンジニアを求人募集

システムエンジニア・プログラマー
応募資格:Webフロントシステム、業務システムの開発の経験3年以上

WEBエンジニア
応募資格:コンシューマ向けWEBサービスを構築して運用した経験1年以上

iOS/Androidアプリケーションエンジニア
応募資格:iOSまたはAndoroidアプリ―ケーション開発の経験が1年以上あり、製品の設計および公開の経験をお持ちの方

会社概要

社   名:株式会社バリューブックス
設立年月日:2007年
売   上:16億4000万円(2016年6月)
年間販売数:約250万点
従 業 員:約320名(平均年齢29歳)

会社概要の詳細はコチラ(企業ホームページ)

この記事を書いた人

masman

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