転職の進め方とは?準備・面接・内定後で押さえるべきポイントを解説


いざ転職しようと動き始めてから、転職先に入社するまでにするべきことは、たくさんあります。転職を重ねることが珍しくない時代になったとはいえ、それをすべてたやすく進められる人は、多くはないでしょう。
今回は、転職をするにあたって知っていると役立つポイントを、準備・面接・内定後それぞれにおいてご紹介します。

転職 進め方

転職活動は在職中・退職後、どちらで行うべき?

在職中に転職活動を始めるべきか、退職後から始めるべきかについては、メリットとデメリットがそれぞれあります。

在職中に転職活動を進める場合、経済的な心配がないことは大きなメリットです。ただ、精力的に活動すればするほど、スケジュールがハードになってしまうのがデメリットです。在職中の会社に転職しようとしていることを、気づかれないようにする必要もあります。
一方、退職後に転職活動をする場合、じっくり活動に専念できることはメリットになります。給付の要件を満たしていれば失業保険(雇用保険)がもらえるので、経済的にある程度やりくりができそうならば、このやり方を選ぶのもありでしょう。ただし、転職活動が長引くと、不安や焦りが出てくるものです。働かないことに慣れてくると、転職への意欲が薄れてしまうといったデメリットもあります。

実際には、転職する人の9割近くが、退職後ではなく在職中に転職活動をしているといわれています。忙しくなるのは承知の上で、在職中から転職活動を進めたほうが、心理的には安心なのかもしれません。

一般的な転職活動の流れ

続いては、一般的な転職活動の流れについて見ていきましょう。在職中に転職活動を進める人が圧倒的に多いことから、ここではその前提で説明をしていきます。

1. 事前準備編:転職に何を求めるかを定めてから応募する

転職活動のスタート時にまず行うべきなのが、自己分析や転職に求める条件などをまとめる作業です。この作業を一通り終えてから求人情報の閲覧を始めたほうが、結果的に転職活動の効率が上がります。これぞと思う求人が見つかったら、応募書類の作成を進めましょう。

・自己分析から始める
「給料アップを目指したい」「ワークライフバランスがとれた就業環境で働きたい」など、まずは転職で達成したい目的を明確にします。さらに、みずからのキャリア・知識・スキルなどの棚卸も行いましょう。最初にしっかり自己分析をしておくことで、あらためて自分が転職に何を求めているのかが定まるはずです。その結果、迷いが減り、効率的に転職活動を進められるようになります。

・転職先に求める条件に、優先順位をつける
自己分析に続いては、自分が転職先に求める条件をリストアップしましょう。そこで重要なのが、リストアップしたものに、必ず優先順位をつけておくことです。その上位の条件を、なるべく満たす求人を探すことで、おのずと理想的な会社が見つかるようになります。

・転職サイトで積極的に応募する
転職サイトへの登録がまだであれば、まずは登録を行います。また、以前に転職サイトに登録済みだという人は、情報の更新を忘れずに行ってください。
登録や更新を終えたら、先程の転職先に求める条件をもとに、求人情報をチェックします。気になる企業が見つかったり、企業からスカウトが届いたりしたら積極的に応募し、面接につなげていきましょう。結局のところ、サイトにある情報のみでは、応募先がどんな企業なのかはなかなかつかめません。まずは、採用担当者などと面接で話してみることが、良い転職先にたどり着く一番の近道なのです。

・応募した企業に最適な書類を作成する
転職サイトで応募した企業から、履歴書や職務経歴書の送付を求められることがあります。それらの応募書類は、もちろん事前にベースを作成しておいて構いませんが、最終的には、応募先の企業に合わせた内容にブラッシュアップをすべきです。
応募者と企業がどれだけマッチするかで、転職は決まるといっても過言ではありません。自身の経験やスキルが、応募先企業のどこで活かせそうかを見いだし、積極的にアピールしていきましょう。

2. 面接編:十分に準備をして、面接当日に臨もう

応募書類をブラッシュアップし、書類選考を通過したら、次はいよいよ面接です。最近は、1社につき2~3回の面接があるのが一般的です。複数の会社に応募すれば、それを数社分こなすことになりますので、スケジュールもしっかりと管理しましょう。

・面接に向け、回答を準備する
応募書類の作成タイミングで、企業研究は一通り済んでいると思います。その上で、面接に向け準備すべきなのが、面接時に出るだろう質問への回答です。特に、志望動機と退職理由は、面接で必ずといっていいほど聞かれます。返答の中で、意欲・論理性・客観性なども問われがちな質問なので、そうしたポイントを押さえながら、事前に回答を固めておきましょう。
ほかにも、スキルや経験、転職後の仕事のイメージのほか、社風やカルチャーになじめそうかを測る質問なども、面接ではよく聞かれます。こうした定番の質問への回答は、一通りしっかりと準備しておくべきです。

・面接の服装やマナーを把握する
面接では、スーツはもちろん、時計や鞄などの持ち物も見られているものです。高級かどうかではなく、TPOに合った物であれば、面接担当者の印象を損ねることはないでしょう。
また、入室の際のノックの仕方や部屋に入ったときの挨拶、着席・退席時のマナーなどについても、今一度確認しておいてください。

・落ち着いて面接に臨む
十分に準備をしたら、後は自信を持って面接に臨むだけです。当日は、忘れ物をチェックしたり、面接先の企業情報を再確認したりする程度にとどめます。このタイミングで新しい情報を入手して焦るよりも、落ち着いて面接に臨めるよう注力すべきです。
また、カジュアル面接、1次面接、最終面接など、面接の段階により、担当者の役職や面接の目的が変わります。事前のやりとりや面接の会話の中で、担当者が何を求めているかをくみ取り、自分らしいアピールをしましょう。

3. 内定編:退職と入社の手続きを滞りなく進める

数度の面接を経て無事内定をもらえたら、まずは必ず1週間以内に返事をします。内定受諾後は、現職の退職手続きや引き継ぎを進めましょう。転職先から、転職後のミスマッチを防ぐためのオファー面談が設定されることもあります。これらを滞りなく進めたら、後は最後まで円満退社を心掛けつつ、入社当日を迎えるのみです。

・現職の退職手続き、引き継ぎを進める
内定が決まったら、早速在職中の会社の退職手続きや引き継ぎを進めます。最低でも1ヵ月、可能であれば2~3ヵ月の余裕を持って、直属の上司に退職の時期を伝えましょう。就業規則の規定を確認し、必要であれば、退職願や退職届を作成します。
ただし、繁忙期が重なったり、引き継ぎや有休消化と兼ね合いがつかなかったりすると、希望の退職日が通らないケースも考えられます。また、現職の会社から引き止めを受けることもあるかもしれません。円満退職を心掛けつつも、しっかりとした意思を持ち、次のステージに向かうために手続きを進めていくべきです。

・オファー面談で、条件や気になる点を確認する
最近は、入社後のミスマッチを防ぐため、内定後にオファー面談を設ける企業が増えています。オファー面談は、選考とは異なり、労働条件に関する話し合いの場です。
年収、評価制度、転勤、福利厚生などについての確認があるので、気になる点は率直に質問し、必要ならば要望も伝えましょう。

・提出書類などの入社準備を進める
入社前にするべきことは、ほかにもあります。転職先から、雇用保険被保険者証や年金手帳、源泉徴収票などを提出するよう指示がありますので、手配しましょう。
また、転職先の業務内容・組織図・主要取引先などについても、事前に頭に入れておくと入社後スムーズに動けます。仕事中の服装が変わるのであれば、必要に応じてそれも準備しておくべきです。

新型コロナウイルス感染症の、転職活動への影響は?

コロナ禍は、失業者数の増加と求人数の減少をもたらしたと報じられています。結果、転職市場は全体として買い手市場になっているようです。ただし、IT、医療・ヘルスケア、物流のほか、スーパーやドラッグストアなどの小売り、建築、自動車関連といった業界は、人手不足が続いているとも伝えられています。

また、転職活動に関するわかりやすい影響としては、リモート面接が増えた点が挙げられるでしょう。IT企業では、一度も対面による面接を行わずに、リモートのみで採用が決まったという事例も珍しくありません。リモート面接が増えることで移動時間が削減され、面接を効率良くこなせるようになったという点で、コロナ禍は転職活動に悪影響を与えているだけではないのかもしれません。

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十分な準備を行い、転職を成功へと導こう

転職のために行うべきことは、多くあります。すべてをスムーズにこなすのは難しいものですが、まえもってするべきことがわかっているだけでも、気持ちに余裕が出てくるはずです。
転職活動をスケジュールどおりにこなしていくことで、面接での自信も違ってくるでしょう。十分な準備を行い、ぜひ転職を成功へと結びつけてください。

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